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脱毛抑制を目的とした頭皮冷却

乳癌とは

乳癌について

高齢者では乳房のほとんどは脂肪で、その脂肪は乳房の皮膚と乳腺の間にあるスペースを埋めています。
乳腺は乳汁を作る小葉と小葉で作られた乳汁を乳頭まで運ぶ乳管から構成されています。

多くは乳管から発生する乳管癌ですが、小葉から発生することもあり、小葉癌と呼ばれています。
多くはありませんが、このほかに粘液癌、管状癌などがあります。

乳癌が乳房の外部に広がると、がん細胞が腋窩(わきの下)リンパ節にみとめられることがあります。
これを腋窩リンパ節転移と呼びます。
癌がこのようなリンパ節に到達したことは、癌細胞がリンパや血液にのって全身(骨、肝臓、肺、脳などの他の器官)へ拡がりはじめていることを意味します。

乳癌の症状

乳癌の症状には下記のようなものがあります。

  • 乳房内、乳房近傍、または腋窩にしこりができる
  • 乳房の皮膚の変化(ひきつれ・凹み・赤み・腫れなど)

  • 乳房の左右差
  • 乳頭の血性分泌
  • 乳頭・乳輪の湿疹、ただれ

 

乳癌の治療方法

乳癌の治療方法には局所治療である手術と放射線療法、全身治療である薬物療法(化学療法、ホルモン治療、分子標的療法など)があります。
それぞれの治療を単独で行う場合と他の治療方法を組み合わせて治療を行う場合があります。

治療法やタイミングは、乳房内の病変の大きさや位置、検査でわかった癌のステージやサブタイプなどを考慮し決定します。

*サブタイプとは?
乳癌のタイプをホルモン受容体やHER2が陽性か陰性か、癌細胞の増殖能力の高いかどうかによって4つのサブタイプに分類します。このサブタイプによって治療方針が決められます。

 

局所治療

⑴手術

がんとその周りの組織だけを取り除いて、乳房を部分的に切除する手術法である「乳房部分切除術」と全乳房を切除する「乳房全切除術」があります。現在では大胸筋と小胸筋を残す「胸筋温存乳房切除術」が一般的です。

乳房再建は乳房全切除術と同時に行われることも、後日改めて行われることもあります。

 

放射線療法

放射線療法はがん胞に放射線を照射することにより細胞のDNAを破壊し、がん細胞を死滅させる治療法です。

放射線療法は単独または化学療法あるいはホルモン療法とともに外科手術の前にがん細胞を破壊し、腫瘍を縮小されるために行うこともあります。

手術後に行われる場合は再発予防を目的としています。

また転移した癌による症状緩和目的に用いられることもあります。

薬物治療 (1)化学療法

抗がん剤を投与する方法です。抗がん剤は細胞を攻撃し、死滅させるあるいは増殖を抑えることを目的として用いられます。癌の種類やステージ、治療歴などによって用いられる薬剤が選択されます。複数の抗がん剤を組み合わされることもあります。

化学療法は手術前に行う術前化学療法、手術後に行う術後化学療法、遠隔転移に対する化学療法があり、それぞれの目的は次の通りです。

 

①術前化学療法

  • 再発・転移を防ぐ目的
  • がんを縮小させ、手術困難な進行乳癌を手術可能にしたり、
    しこりが大きいために乳房温存手術が困難症例を温存することが目的。
  • 薬の効果を見極め、次の個別化治療を展開する目的

 

②術後化学療法

どこかに潜んでいる可能性のある微小転移を根絶させる目的

 

③遠隔転移に対する化学療法

進行を抑えるあるいは症状緩和が目的

 

抗がん剤のメリット・デメリット

抗がん剤のメリットとしてはがん細胞を直接攻撃して死滅させることができます。しかし血液を作る骨髄や粘膜、毛根などの正常な細胞まで攻撃してしまい、そのための副作用を伴うデメリットがあります。(嘔気、嘔吐、脱毛、手足のしびれ、白血球減少、発熱など)

抗がん剤について

一般的に、手術前後に化学療法を行う場合、一定期間、1~4週間ごとに2~3種類の薬を組み合わせて使用する「多剤併用療法」が行われます。
多剤併用療法は、使用する薬剤の頭文字をとって「AC療法」や「FEC療法」などがあります。
薬剤によって1週間、3週間、4週間ごとに4~6サイクル繰り返すことが多いです。

抗がん剤の副作用

抗がん剤治療の副作用は投与される薬剤や併用する治療方法によって異なります。
一般的に抗がん剤は細胞分裂の過程に作用するので、がん細胞以外にも発育の早い細胞
(毛根や消化管の細胞など)に影響を与えます。

  • 好中球菌減少・貧血・出血
  • 吐き気・嘔吐
  • 脱毛
  • 口内炎や味覚の変化
  • 末しょう神経障害
    (手足のしびれなど)

薬剤によって副作用は異なります。最近では副作用を軽減するための予防措置が講じられますが、
副作用の程度は個人差がありますので、つらい症状は我慢せず医師に相談しましょう。

薬物治療 (2)ホルモン療法

乳癌の増殖を促す女性ホルモン(エストロゲン)が体内で作られるのを抑えたり、エストロゲンががん細胞に働くのを阻害して増殖を抑制することを目的としています。

乳癌には女性ホルモンの働きで増殖するもの(ホルモン依存性)と、女性ホルモンには反応しないもの(ホルモン非依存性)がありますので、ホルモン依存性の有無や各がん細胞の性質を調べて、化学療法、ホルモン療法のいずれか、あるいは両者を併用することになります。

主な副作用としては次のような症状があります。

  • ほてりやのぼせ・多汗
  • 性器出血、膣の乾燥または過敏状態
  • 血栓
  • 関節や骨の症状
  • 脱毛

薬物治療 (3)分子標的療法

ある特定の分子を標的として、その機能を制御することにより治療する療法です。従来の薬剤はがん細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃しますが、分子標的薬はがん細胞の増殖・転移に関わる分子を標的とし、がん細胞の異常な分裂や増殖を抑えることを目的としています。

これまでの抗がん剤に見られたような副作用はほとんどありませんが、発熱や悪寒がおこることがあります。

脱毛と頭皮冷却

作用機序

⑴脱毛の理由

  • 化学療法は、体内で活発に分裂する細胞を標的にすることで効果が発揮されます。
  • 活発に分裂する毛母細胞も標的にするため、それが多くの抗がん剤が脱毛を引き起こす理由です。
  • 化学療法は毛包(毛の根元)を損傷し、治療の開始から 約2週間後ぐらいに急に脱毛が始まります。

 

⑵頭皮冷却の作用機序

  • 化学療法が毛包に与えるダメージは、頭皮冷却を行うことにより軽減できると言われています。
  • 本体内部で冷却された冷却液を接続されているキャップ内に循環させ、継続的に患者の頭皮を冷却します。
  • 頭皮冷却により、毛包へお薬の混じった血流が減少し、脱毛が抑制されます。

 

患者様ヘアケア

頭皮冷却中の患者様のヘアケアについてまとめました。

 

髪のお手入れで気を付けることはありますか?

※化学療法終了後も1ヵ月程度は次のケアを継続することをおすすめします。

NG!!(熱などによる頭皮や毛髪へのダメージは避けてください。)

  • カラーリング、エクステンション、編み込み、パーマ、カール、縮毛矯正
  • 熱風による乾燥、ヘアアイロンの使用
  • シャンプー・コンディショナーの後に頭の上で髪をまとめない

 

気を付けるポイント(刺激を抑える!!)

  • ぬるま湯による洗髪
  • なるべく刺激の少ないシャンプー・コンディショナーを使用すること
  • 洗髪の頻度は週2回・髪をまっすぐに伸ばして洗髪すること
  • 乾燥させる際は軽くタオルドライで。ドライヤーを使用する際は冷風・弱風にすること
  • 毎日髪をとかすこと
  • もつれた髪はシャワーを浴びながら多めのコンディショナーを使用して目の粗い櫛でやさしくゆっくりとブラシをかけること

よくあるご質問(頭皮冷却について)

Q

頭皮冷却は苦痛を伴いますか

寒さの感じ方は人それぞれです。人によっては不快に感じることもあります。最初の10~15分が最も不快であるとの報告もあります。この後、頭皮は順応していくと言われています。これは頭皮の温度が約37℃から20℃前後に急速に低下するためです。

Q

頭皮冷却をしたら脱毛しませんか?

いいえ。成功したとしても、まったく髪が抜けないわけではありません。ほとんどの患者様は化学療法後2~3週間の間に髪が抜け始めます。頭皮冷却は毛包を保護し、脱毛を抑制する効果があると言われています。ただし脱毛抑制の効果は個人差があり、同じ薬剤を投与していても同じ結果になるとは限りません。

Q

頭皮冷却中にお手洗いに行くことはできますか?

はい。医療従事者にお伝えください。

よくあるご質問(ヘアケアについて)

Q

どのようなヘアケア商品を使えばいいでしょうか

理想的にはパラペンや色素、硫酸系化合物(サルフェート)、香料などの入っていないシャンプー・コンディショナーをご使用ください。メーカーは問いません。

Q

頭皮冷却中にパーマ・カール・カラーリングはできますか

頭皮冷却期間はお勧めしません。

Q

頭皮冷却期間中、髪をブラッシングしてもいいですか

はい。毎日髪をブラッシングすることは重要です。ブラッシングをしないと髪がもつれて、毛玉になってしまう可能性があります。
オイルなどを使用し、滑りを良くしてブラッシングしましょう。

Q

治療前に髪を切る必要がありますか?

必要でない限り、治療前に髪を切る必要はありませんが、短くしたり、毛量を減らすことにより、手入れが簡単になります。

髪を結んだり、エクステンションをしている場合は、取りはずしてください。

Q

洗髪の時に気を付けることはありますか?

髪を頭の上で重ねて円を描くようにゴシゴシ洗うことは避けてください。
シャンプーに水を混ぜて、指を髪に通して優しく洗ってください。頭皮を引っ張らないように気を付けましょう。
また多めのコンディショナーを使って、乾燥を防ぎましょう。
洗髪後は濡れたまま、幅の広い櫛か指で優しく髪をブラッシングしてください。髪のもつれを防ぎます。
そのまま髪を頭の上に置いたりすることは避けましょう。

Q

頭皮冷却期間中、髪をまとめてもいいですか?

ポニーテールなどは髪の根元に負荷がかかり、髪の保持に悪影響を与えることがあります。
髪の根元に張力や摩擦がかからないようにしてください。

Q

寝るときに髪を守る工夫はありますか?

例えばなるべく滑りのいい(シルクなど)枕カバーやキャップを使用することで、髪のもつれを防ぐことができます。

よくあるご質問(化学療法終了後について)

Q

化学療法が終了したらすぐに髪は元通りになりますか?

個人差がありますので、元通りになるとは限りません。
化学療法終了後も薬剤が体外に放出されるまでは脱毛が続く可能性があります。

Q

化学療法が終了したらすぐにパーマ・カール・カラーリングはできますか

頭皮はとても敏感になっています。終了後1か月程度は頭皮冷却中と同じケアを続けてください。
また髪はとても乾燥しています。数か月様子を見て、美容師に髪の状態を相談することをお勧めします。カラーリングをする際は必ずパッチテストを受けてください。

 

 

頭皮冷却実施施設

都道府県施設名

郵便

番号

住所電話番号
北海道砂川市立病院

073

0196

北海道砂川市西4条北

3丁目1番1号

0125-

54-2131

http://www.med.sunagawa.hokkaido.jp/

医療法人徳洲会札幌徳洲会病院

004-

0041

北海道札幌市厚別区

大谷地東1丁目1-1

011-

890-1110

https://www2.satutoku.jp/
群馬県鶴谷病院

370

0117

群馬県伊勢崎市境百々

421番地

0270-

74-0670

https://www.tsurugaya.or.jp/
千葉県
 
聖隷佐倉市民病院

285-

8765

千葉県佐倉市江原台

2丁目36番2

043-

486-1151

https://www.seirei.or.jp/sakura/
井上記念病院

260-

0027

千葉県千葉市中央区

新田町 1-16

043-

245-8800

 https://www.inouemh.or.jp/
東京都

独立行政法人国立病院機構
東京医療センター

152-

8902

東京都目黒区東が丘

2-5-1

03-

3411-0111

https://tokyo-mc.hosp.go.jp/
日本医科大学付属病院

113-

8603

東京都文京区千駄木

1-1-5

03-

3822-2131

https://www.nms.ac.jp/hosp/
東京女子医科大学病院

162-

8666

東京都新宿区河田町8-1

03-

3353-8111

https://www.twmu.ac.jp/univ/

東京女子医科大学附属
足立医療センター

123-

8558

東京都足立区

江北4-33-1

03-

3857-0111

https://twmu-amc.jp/
日本大学病院

101-

8309

東京都千代田区

神田駿河台1-6

03-

3293-1711

https://www.nihon-u.ac.jp/hospital/
北里大学北里研究所病院

108-

8642

東京都港区

白金5-9-1

03-

3444-6161

https://www.kitasato-u.ac.jp/hokken-hp/
牧田総合病院

144-

8501

東京都大田区西蒲田

8丁目20番1号

03-

6428-7500

https://www.makita-hosp.or.jp/

国家公務員共済組合連合会
虎の門病院

105-

8470

東京都港区虎ノ門

2丁目2番2号

 03-

3588-1111

https://toranomon.kkr.or.jp/

東海大学医学部付属八王子病院

192-

0032

東京都八王子市

石川町1838

042-

639-1111

https://www.hachioji-hosp.tokai.ac.jp/
神奈川県



横浜新緑総合病院

226-

0025

神奈川県横浜市緑区

十日市場町1726-7

 045-

984-2400

https://www.shinmidori.com/

国家公務員共済組合連合会
横浜栄共済病院

247-

8581

神奈川県横浜市栄区

桂町132番地

045-

891-2171

https://www.yokohamasakae.jp/index.html
戸塚共立第2病院

244-

0817

神奈川県横浜市戸塚区吉田町579-1

0570-

00-3205

https://www.tk2-hospital.com/

川崎市立井田病院

211-

0035

神奈川県川崎市中原区井田2-27-1

044-

766-2188

https://www.city.kawasaki.jp/33/cmsfiles/contents/0000037/37855/ida/index.html

湘南鎌倉総合病院

247-

8533

神奈川県鎌倉市岡本1370-1

0467-

467-1717

https://www.skgh.jp/#modal
富山県
 
富山大学附属病院

930-

0194

富山県富山市杉谷

2630番地

076-

434-2315

http://www.hosp.u-toyama.ac.jp/guide/index.html

富山県済生会高岡病院

933-

8525

富山県高岡市

二塚387-1

0766-

21-0570

http://www.takaoka-saiseikai.jp/
厚生連高岡病院

933-

8555

富山県高岡市

永楽町5番10号

0766-

21-3930

https://www.kouseiren-ta.or.jp/
石川県金沢大学附属病院

920-

8641

石川県金沢市

宝町13-1

076-

265-2000

https://web.hosp.kanazawa-u.ac.jp/
金沢医科大学病院

920-

0293

石川県河北郡

内灘町大学1-1

076-

286-3511

https://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/
岐阜県

社会医療法人蘇西厚生会

松波総合病院

501-

6062

岐阜県羽島郡笠松町田代185-1

058-

388-0111

https://www.matsunami-hsp.or.jp/
静岡県

地方独立行政法人
静岡県立病院機構
静岡県立総合病院

420-

8527

静岡県静岡市葵区

北安東4丁目27番1号

054-

247-6111

http://www.shizuoka-pho.jp/sogo/

静岡赤十字病院

420-

0853

静岡県静岡市葵区追手町8番2号

054-

254-4311

www.shizuoka-med.jrc.or.jp
愛知県

社会医療法人愛生会
総合上飯田第一病院

462-

0802

愛知県名古屋市北区

上飯田北町2丁目70番地

052-

991-3111

https://www.kamiiida-hp.jp/

三重県市立四日市病院

510-

8567

三重県四日市市芝田2-2-37

059-

354-1111

https://www.city.yokkaichi.mie.jp/hospital/index.php
京都府京都大学医学部附属病院

606-

8507

京都府京都市左京区

聖護院川原町54

075-

751-3111

(大代表)

https://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/
大阪府ナグモクリニック大阪院

530-

0001

大阪府大阪市北区梅田

2-6-20

パシフィックマークス

西梅田14F

06-

6346-0555

https://www.nagumo.or.jp/osaka
兵庫県ツカザキ病院

671-

1227

兵庫県姫路市網干区和久68-1

079-272-8555

https://www.tsukazaki-hp.jp/
鳥取県鳥取市立病院

680-

8501

鳥取県鳥取市的場

1丁目1番地

0857-

37-1522

https://hospital.tottori.tottori.jp/
島根県松江赤十字病院

690-

8506

島根県松江市母衣町200

0852-

24-2111

https://www.matsue.jrc.or.jp/
愛媛県


独立行政法人 国立病院機構
四国がんセンター

791-

0280

愛媛県松山市南梅本町

160

089-

999-1111

https://shikoku-cc.hosp.go.jp/hospital/

愛媛大学医学部附属病院

791-

0295

愛媛県東温市志津川454

089-

964-5111

https://www.hsp.ehime-u.ac.jp/

市立宇和島病院

798-

8510

愛媛県宇和島市御殿町1番1号

0895-

25-1111

https://www.uwajima-mh.jp/
福岡県わかまつクリニック

802-

0001

福岡県北九州市小倉北区

浅野二丁目14番1号

小倉KMMビル2階

093-

512-8760

https://www.wakacli.net/
鹿児島県あさひ会 かねこクリニック

890-

0055

鹿児島県鹿児島市上荒田町8-6

099-

214-2800

https://www.kaneko-clinic.or.jp/

 

 

 

 

 頭皮冷却の実施についての詳細やご不明点は医師にご相談ください。

 

監修:木下貴之先生

国立病院機構東京医療センター副院長・がん治療センター長

1988年慶應義塾大学医学部卒業

1989年芳賀赤十字病院外科

1990年国立栃木病院外科

1991年慶應義塾大学医学部一般消化器外科乳腺グループ

1994年国立第二病院外科

1997年慶應義塾大学医学部医学博士号取得 乳癌のがん抑制遺伝子に関する研究

1998年米国テネシー大学留学

2000年国立病院東京医療センター外科・治験管理室長

2002年国立がんセンター中央病院乳腺科医員

2004年同医長

2012年国立がん研究センター中央病院乳腺外科科長を経て 

2019年4月より現職。2022年7月日本乳癌学会理事