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機器の特徴

小型の植込み型補助人工心臓

Jarvik2000 植込み型補助人工心臓システムで使用するポンプは小型の植込み型補助人工心臓であり、ポンプの重量は90.0gとコンパクトです。これは他の植込み型補助人工心臓と比べても小さく、その特性上左室に植込むことが可能です。そのため腹腔内にポンプポケットを作成する必要がありません。
また、体内から体外に出ているケーブルにも配慮しており、ケーブルの直径は4.8mmと細く、刺入部(皮膚からケーブルが出ている部分)の感染リスクが低減されることが期待されます。

左開胸からの植込み

小型で左室にポンプを植込む設計となっており、ポンプポケットを作成する必要がないため、胸骨正中切開のみならず左開胸からのアプローチで植込みが可能です。
左開胸からアプローチする場合はアウトフロー人工血管を下行大動脈に吻合します。
胸骨正中切開アプローチの場合はアウトフロー人工血管を上行大動脈に吻合します。

ILS機能

Jarvik2000 植込み型補助人工心臓システムのポンプの特長としてILS(Intermittent Low Speed)機能があります。 左開胸からのアプローチでアウトフロー人工血管を下行大動脈へ吻合した場合、血液が矢印のように流れるため、上行大動脈付近の血液が淀む可能性が考えられます。
その淀みを避けるため、1サイクル64秒間のうち8秒間だけは通常8,000~12,000回転/分で設定されているポンプ回転数を7,000回転/分に一時的に減速させる機能を搭載しています。